2008年8月9日

記憶が薄れる前に


自分の為の備忘録。


内定が出てしばらくして、会社から課題を言い渡された。

日報の入力/編集アプリをVBとmdbという組み合わせで作っておいでってう。
今思えばアホみたいなものなんだけども、それまでやっていたJavaやPHPとは違う言語体型にとまどって意外とてこずったような気がする。

課題の完成・提出後は時々出社しての勉強会。
時給も何も出ないものだったけども、「勉強させてもらってる」っていう心持で出向いてた。

今思えばオイラはどこの天使ですか?ってな感じで。

時は流れて、ついに本格的に出社。
とりあえずは下っ端プログラマとして仕事。

それは物流系のシステムで、鯖はWin、基幹プログラムはVBとOracle、発注処理などはPHPでのWebアプリ形式っていういびつな構成で、入社時すでに基本システムは本稼動に入っていて、そこから枝葉となるモジュールを追って追加っていう具合だったんだけども、こいつがいわゆる「関わる者皆不幸にするシステム」だったと気付いたのは入社して数ヶ月後。

オイラの仕事の流れは、ほっぺたの赤い人(SE)からエクセルか何かで作成された仕様書と呼ばれる紙切れを渡され、口頭で簡単な説明を受け、プログラムを作る。

けど、そもそも仕様書が仕様書なんて呼べるものじゃないため、細かいとこなど何度となくほっぺたの赤い人に仕様を確認するハメになったんだけども、その仕様もオイラが質問をした時点・その場でその人が決めている感じだった。

ていうかハッキリ言って細部の仕様決定は行き当たりバッタリ、しかも仕様にはクライアントとの調整ができてない「何で勝手に仕様決めてるんだ?」状態の部分も多く、作るプログラムは完成後に片っ端から大幅な仕様変更へ。

さらにドキュメント類もろくに整備されてなく、コーディング規則も滅茶苦茶でライブラリ管理なんか「なにそれ?美味いの?」的な中で作られてたもんだから、システムがまともに機能するはずがなく。

取っても取ってもキリがなく増え続けるバグ(ちなみに入社前に他の人が作ってた部分が大半ね)、作っても作っても仕様の問題でつき返されるプログラム、電話口で嫌味を連発するクライアント、意味不明な会議に無駄な議事録作成作業、平行して入ってくるその他の(アホみたいな)仕事・・・帰宅する頃には日付が変わってるってのは当たり前、ていうか家に帰れるだけでもありがたいってとこで。

これがこの業界なんだなぁと思い知った。

2 件のコメント:

  1. ありがちですよねぇ。。

    営業が素人以下の知識、仕事する奴は技術云々以前に責任感がゼロ。できないから下っ端に押し付ける、仕事も苦情処理も、という感じですかね。押し付けられた方は身体壊したり、自殺しちゃったり。

    根本的な問題は、こういう会社がなぜつぶれずにのさばり続けられるか、ですよね。

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  2. ほんと、ありがちなんですよねぇ

    本当にこんなのがありがちってのが間違いですし、おっしゃる通りにこんなのがまかり通るってのが恐ろしい世界だなぁと思います。

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